トランジスタ回路の基礎 第4回目（再講義）

「トランジスタ回路の基礎　第4回目」再講義（講師:結城健二先生）が行なわました。

こちらの講座は、以前実施したのですが、申し込み希望が殺到し、再講座を開講した講座です。

この講義では、トランジスタ1石反転増幅回路およびエミッタフォロワ回路などを中心としてトランジスタを用いた増幅回路の原理と考え方について説明がなされた。。

まずトランジスタ1石反転増幅回路について。トランジスタの3端子の接地方式による分類をみたあと、もっとも一般的なエミッタ接地方式を主な例にバイアスの性質と増幅の原理、

動作点の違いによる回路の分類と特徴などが説明されました。この後、固定バイアス回路・電流帰還バイアス回路を例にとり、直流負荷と交流負荷の考え方および動作点の設定、

相互コンダクタンス（Gm）を基にした増幅度の計算法、インピーダンスの考え方などが説明されました。

さらにエミッタフォロワ回路、2石回路、およびFETを用いた1石増幅回路についても講義が行なわれました。また増幅度や周波数の測定について説明もされました。



授業では豊富な回路変形例や設計例を通して、効率的な回路設計のための考え方が講義されました。また、Gmから電圧増幅度を算出するなど、数値の計算を単純化して見通しを良くするコツなども紹介されました。